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躁鬱病(BPⅡ)トウビョウブログ
2025.05.12 Mon 00:44:44
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初めてカウンセリングを受けに行ったとき、一番解決したい問題は何かと聞かれて、「孤独感」と答えた。欝のせいかどうかは分からないが、時々、耐え難くなる。たとえば刹那の疑似恋愛に逃げ込んだら、一時は薄れるかも知れない。でも、病気になってしばらくしてから、そうするのをやめた。(軽)躁の症状に「性的逸脱」というのがあるから。それを症状に数えることに今は懐疑的だけれど、「逸脱」すれば自己嫌悪に駆られるだろうことは分かっている。それはたぶん、わたしの精神状態を悪化させる。 入院していたとき、外出許可を得て乗った電車のなかで、部活帰りの高校生らしい男の子と隣り合わせになった。しばらくして、彼は眠りこけて、わたしの方にもたれ掛かってきた。わたしは、その身体を振り払わなかった。少しだけ触れた足や腕から伝わってくる、彼のあたたかさが、心地良かったから。疲れ切るまで運動して、ぐっすり眠るその健やかさに、励まされるようだったから。そんな少しのことで、ほんのちょっとだけ孤独感が減ることを覚えた。 最近、すごく安定していたのに、だんだん欝になってきている。大抵、安定してしばらくすると欝がやって来る。昨日は診察だったんだけれど、それからさらに不安定になった。安定が続かないことへの絶望感。復職もまだ、すぐにはできそうにない。少し前まであった自信や意欲が、あっさりと崩れていく。いつまで何をして待てばいいのか、もう時間の使い方が分からなくなってしまった。 診察の後に入った喫茶店のトイレで、意図せず泣いた。あえて各駅停車を選んだ帰りの電車は、こんな日に限って誰も隣りに座ってこない。ウオークマンを聴きながら目を瞑っていたら、閉じたまぶたの下で、また涙がにじんできた。そのまま目を閉じていたら、しばらくして何筋かの涙が流れた。それを拭うのが気恥ずかしくて、眠ったふりをして終着駅まで行った。理由のない涙、久しぶりの希死念慮。眠剤をいつもより多く飲んで、20時半に寝たのに、2時間おきに目が覚めて、2時にはもう眠れなくなった。 24時間営業のスーパーへ行って、切らしていた掃除用品などを買い込んだ。パートのおばさんが一人だけレジにいた。4時からベランダを掃除して、ふだんは食べない朝食を作って食べた。軽躁じゃない。何かしていないと落ち着かないような気分だ。欝には、じっとしていられなくなる「焦燥」という症状があるけれど、それなのかも知れない。先生は「自分で作業療法をやってるんだろうね」と言っていた。きっとその通りで、自分なりの対処法なんだろう。 6時からしばらく横になり、午後から再び掃除に取りかかった。夜は6年ぶりに会った大先輩と食事をした。大人ぶってワインを飲み過ぎ、今思い返すとデリカシーのないことばかり言ってすごく絡んだうえに、家に帰ってからしばらくぶりに何度も吐いた。 そう言えば、わたしは落ち込んでいるとき、ほんの少ししか飲んでいなくても、よく吐くんだった。一緒に何か別のものを吐き出しているんじゃないのと、年上の知人から言われたことがある。そのときは、ちょっとお洒落な路上をそのひとと並んで歩いていて、いきなり戻したんだった。初めて二人だけで一緒に飲んだ夜だったのに。今日のわたしが吐き出したかったものは、なんだったんだろう。今夜は頭が痛くて、もう眠れないみたい。 *前回の続きは改めて書きます PR Comments
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