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躁鬱病(BPⅡ)トウビョウブログ
2025.05.12 Mon 23:51:30
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2006.08.06 Sun 01:21:35
夕べは、先生の言い付け通りセロクエルを50ミリも飲んだのに、4、5時間で目が覚めた。気分が高ぶっている証拠だ。まだ2時くらいだったので、デパス1ミリを追加したら、すぐに眠れたけど。というか、ちゃんと起きたのは13時。結局、16時間くらいは床に就いていた計算になる。健全な社会人の皆さん、すみません、という感じの睡眠時間である。人間失格とさえ、自分に言いたくなる。 さらに申し訳ないことに、こんなに長く寝たのに、起きてみたら、物凄い倦怠感だった。でも、猛然とシャワーを浴びて、前から行きたかったイタリアンの店に、ラストオーダーぎりぎりの時間に飛び込んだ。こういう風にいったんギアを入れてしまうと、鰻登りになるので、本当は良くないんだけど……。 果たして景気よく、3000円弱のコースを頼む。良心的と言えばそうなんだけど、いくら軽躁気味のわたしでも残したくなるくらいの量の多さに驚く。マカジキのパスタは美味しかったけど、メーン、デザートと、次第に食べるのが苦行になって行くのは辛い。「お味の方はいかがですか」と尋ねられたのも、ちょっと頂けなかった。今イチでした、なんて言える訳ないじゃないかよ。パスタだけ食べに行くにはいいかな、なんて思いながらコーヒーショップで一服。ウオークマンで音楽を聴いていたら、爽快な気分がとんでもなく高じていった。通りを歩きながら歌でも口ずさみたいような気分になる。まさに痛快ウキウキ通りである(小沢健二のヒット曲のタイトル)。本屋に入り文房具と本2冊を買って、5千円くらい散財した。嫌なことは何一つ、頭に浮かんでこなかった。 夜になったら、だんだん落ち着いてきた。昼間の気分の良さを思い出すと、ちょっと怖くなる。気分爽快、いいじゃないと思われるかも知れないが、「爽快気分」というのが(軽)躁の症状にある。気分爽快を爽快気分と言い換えるだけで、なんとなく病的な雰囲気が醸し出されるから不思議だ。尊大な心持ちにもなり易くなるが、その点も思い当たる。お店の方、心の中で毒づいてすみませんでした。第一、お金がないくせに、お金を遣いすぎなのである。そして浪費も、もちろん(軽)躁の症状にあるのである。 街は刺激に溢れているから、街に出ることはイコール刺激の中に身を置くことであり、今のわたしにとってはあまり好ましいこととは思えない。外に出るのは結構ですが、公園を散歩するくらいに止めた方がいいでしょう、と医者なら言うんだろう。明日は家で本でも読んで過ごそうかな。久しぶりに買い出しに行って自炊でもしようか。 以前、医者から「静養中なのに全く静養していない。治ろうとしていない」と過活動ぶりを諌められたことがある。あの忠告を、今こそ噛み締めよう。 ……と書いていて、突然、記憶が蘇ってきた。あれは、この前決裂した、あの先生から言われたんだった。あの言葉は本当に正しくて、わたしが病気に向き合ううえでの大きな分岐点になったんだった。あれを境にして、わたしは自制を覚え、ほんの1カ月ほどで一気に状態が安定に向かったんだった。そう考えると、あの先生と決別した選択が正しかったのか、固まったはずの決心がまた揺らぎ始めてしまった。やっぱりまだとらわれている気持ちを、どう解きほぐせばいいのか分からなくなってしまう。 PR Comments
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