無題

　金土とタイトなスケジュールで働きすぎたら、日月と破綻した。カミショウヨウサンの効果と、自分の回復を過信していた。日曜の夜は久しぶりに苦しい眠りを味わった、月曜の朝はその苦痛の記憶と頭痛と倦怠感とともに目覚めた、先輩に休むと連絡を入れて１６時まで寝たら回復した。しかし、そんな時間まで寝たりしているから、作用時間の長い睡眠薬を飲んでも睡眠障害は繰り返す。仕事は、たぶん病気のせいというわけではなく、うまくいかない。昔は、ただ若いせいであった自負なんてもうあるはずもなく、能力の不在に絶望する。わたしの過去、わたしの未来、わたしの人生。わたしは日々、わたしのことばかり考えていて、そんなわたしを嫌悪している。わたしを制しているのは気分でしかなくて、やりたいと思ったこともやるべきだと思ったことも、すぐに霧散してしまう。ベッドに横たわりぼんやりと白い天井を見上げていると、近ごろ激しく抱いた喜怒哀楽でさえ現実の彩りを失ってくる。生きる意味がない。人生が思ったようにいかないことの言い訳だ。陳腐な自問自答だと思うけれど、頭から振り払うことがどうしてもできない。