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躁鬱病(BPⅡ)トウビョウブログ
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 双極性障害などの気分障害のひとにとって、睡眠のリズムを一定に保つのは、非常に大切なことだとされる。正しい時間によく眠ることは、不穏化を防ぐ大きな手立てになるし、睡眠時間や眠りの深さは、気分の状態を推し量る目安にもなる。だから、睡眠に気を配っていれば、躁や鬱の気配をいち早く察知することもできる。

 ここで書くこと全部に言えることだが、勿論、すべてのひとに当てはまる指標があるわけではない。だから、わたしの場合ということになるが、軽躁化してくると、しばしば寝付きが悪くなる。いつもの睡眠薬を飲んでいるのに、いつもの眠気がこない。
 特徴的なのは、頭の中を色々な考えが猛スピードで駆けめぐることだ。仕事のアイデア、昼間に誰かから言われた言葉への反論、ベランダやキッチンの換気扇の掃除のこと。雑多なことが、止めどなく脈絡なく浮かぶ。次の日には殆ど忘れてしまっているし、やろうと思ったことを実行することも殆どない。(軽)躁の診断基準にある、「観念奔逸」に似ている。ただ、いったん寝てしまえば、ふだんと同じように眠れるので、軽躁化のサインだと気付くのには時間がかかった。
 もう一つ、よく現れるのが多発覚醒だ。とにかく目まぐるしく、何回も何回も瞬間的に目が覚める。はっと起きて、時計を見ると、1、2時間しか経ってない。ときには5分、10分。すぐまた眠れるが、すぐまた目が覚める。これを繰り返す。朝起きたとき、落ち着いて眠れたという気が全くしない。鬱の中途覚醒と区別が付きにくいので、これも初めは軽躁の前兆だとは思っていなかった。
 完全に軽躁に陥ってしまうと、3、4時間の睡眠でもすっきりして、早朝から大掃除などを始めてしまう。急ぎの仕事があるわけでもないのに、朝5時に出勤したこともある。ひどくなると、やりたいことを徹夜で続けて、脳の覚醒に付いていけない身体を疲弊させてしまう。こうした睡眠短縮の症状は、よく知られていると思う。今は、そうなる前の、先に挙げたような「前兆」「気配」の段階で、セロクエルなどの神経遮断薬(非定型抗精神病薬)を飲むことにしている。よく眠れるようになるし、完全に軽躁化してしまうのを予防する効果もある。

 と偉そうに書いてみたものの、昨夜の就寝時間は午前4時。今日最初に目が覚めたのは午前10時で、最終的に起床したのは午後3時だった。突如、ブログを開設しようと思い立つ辺り、軽躁への序曲が聞こえてくるようだ。睡眠時間自体は十分とれていたとしても、やりたいことを止められずに就寝時間が未明や早朝までずれ込む。これも、自分で自分を観察している限り、やはり軽躁化の前触れでよくあることなのだ。躁鬱病と付き合うには自制が大切だと言われるが、講釈を垂れるだけで抑制を失っているのが実情じゃないかと自己嫌悪に陥る。午後5時、ビッグマックとダイエットコーラ。
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