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躁鬱病(BPⅡ)トウビョウブログ
2025.05.10 Sat 22:31:51
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6月30日、わたしは翌日に退院するつもりで、1時間の面接をお願いしていた。再入院に至った原因、再燃を防ぐ方策、今の主治医との葛藤……。諸々のことを相談するつもりだった。その日が入院を続けるか退院するかを決めるデッドラインだった。 迷っていたわたしは、主治医に電話してみた。主治医は「今の状態を見ていないので何とも言えないけれど」と前置きしたうえで、退院しても良いのではないかという内容のことを言った。会社での立場も踏まえた総合的な判断のようだった。「分かりました」と答えると、「退院したら、なるべく早く診察に来て下さい」と返された。元上司と先輩と姉にも相談してみたが、2:1で「退院」に軍配が上がった。しかし、その「1」は病気は違うがやはり休職中のひとの意見で、「身体は正直だからなあ」という言葉には説得力があった。微熱は、無意識の拒絶なのだと、わたし自身も感じていた。「長い目で見れば、今長く休むかどうかなど大したことではないし、人生どう転ぶか分からない」といった助言にも、ありがちな言い方なのに、同じ立場のせいか、心を動かされた。 面接には、結論を出せないまま臨んだ。先生から指摘されたのは、わたしの<強迫的な仕事のスタイル>を変えなければ、これからも軽躁と鬱のブレを繰り返すだろう、ということだった。強迫的と言うと分かり難いが、簡単に言えば、自分なりの完璧さを追求しなければ気が済まず、何でもかんでも抱え込んでしまうやり方のことである。そのせいで、わたしは往々にして、ひとよりもやり過ぎてしまう。ある程度、自分でも理解していたことだったが、これは、なかなかの難題だ。先生は「ずぼらになれ」と言ったが、特にこだわりのある仕事を適当に済ますことには、ある種の気持ち悪さが付き纏う。強迫性障害とまでは行かないが、なんとなくの気持ちの悪さは、それに近いものがある。 ……と、ここまで書いてアップロードせずに放置しておいたのが、7月1日のことだった。結局、6月30日の面接で、わたしは休みを延ばすことを決断した。決め手はやはり微熱と疲労感だった。入院は2週間延長され、7月14日に退院した。入院期間35日。今振り返ると、延ばして良かったと、つくづく思う。30日と退院の時点を比較すると、疲れ方が全く違っていたから。退院する頃には、ようやく充電が済んだという心持ちになれていた。軽躁と見間違い易い症状に「過敏衰弱状態」というのがあるそうだ。心身は疲れ切っているのに、妙にハイテンションな状態。今まで軽躁と判断していた時にも、随分、この過敏衰弱状態というのが混じり込んでいた可能性がある。そんな時、入院時の主治医はドグマチールを少量処方するそうだが、わたしは錐体外路症状(舌などのふるえ、こわばりといった副作用)が出易いため、「うーん、休むことしかないだろうな」というのが先生の見解だった。来し方行く末について、考えさせられた入院だった。そのことは、おいおい書いて行くつもりだ。とりあえず会社の医者の診断を受けなければ職場復帰出来ないので、それまでは薬だけに頼らず、自分なりに養生することにします。 PR |